リフォームの間どこに住むべき?仮住まいが必要なケースや注意点を解説
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「リフォームの間どこに住むべき?」
「仮住まいが必要かどうかが分からない」
自宅のリフォームを計画していると、リフォームの間そのまま自宅に住むのか、仮住まいを探した方が良いのか分からないという人も珍しくありません。
しかし、いざ仮住まいを探そうと思っても、どこに住めば良いか分からなかったり、手続きが難しかったりします。
そこで本記事では、自宅がリフォーム中の仮住まい候補を5つ紹介します。また、リフォーム中に仮住まいをする際の手続きや注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。


アパートメントホテルを経営する『GIVE』の編集部。中野区のまだ知られていない数々の街の魅力にである情報を発信中。
自宅がリフォームの間どこに住むのか

自宅がリフォームの間どこに住むのかについて、仮住まいの5つの候補を紹介します。それぞれの仮住まいにかかる費用やメリットも紹介するので、自分に合った仮住まいはどのタイプか選ぶ際の参考にしてください。
ホテル・ビジネスホテル
ホテルを仮住まいにすると、賃貸の契約は不要なため、面倒な手続きも必要ありません。水道・光熱費もかからず、生活に必要なもののみで仮住まいができます。ただし、大型の家具や家電はトランクルームに預ける必要があります。
また、食事や洗濯などは費用がかさむ可能性がありますが、宿泊料のみで仮住まいができるので、総額ではお得になることもあります。具体的には、以下の通りです。
| 宿泊料 | 20万円/月 |
| トランクルーム契約料 | 5,000円/月 |
ホテルでの仮住まいは、宿泊する家族の人数が増えると費用がかさむので、少人数の場合におすすめです。ライフスタイルに合わせて検討してみましょう。
民泊
民泊での仮住まいは、最低限暮らせる家具・家電が揃っており、チェックアウト時の清掃も任せられるのが最大のメリットです。日常生活と変わらず食事や洗濯もでき、水道・光熱費やインターネット費用も追加でかからないため、仮住まい中の費用を抑えられます。
賃貸アパート・賃貸戸建て
賃貸アパート・賃貸戸建ては、広さや間取りなどの選択肢が多いため、ライフスタイルに合った物件を選択しやすいのがメリットです。ただし、家具・家電がほとんどないため、元々あった自宅の家具・家電を仮住まい先へ移動させる必要があります。
仮住まいにかかる費用は、主に以下のとおりとなります。
・毎月の賃料
・敷金礼金
・仲介手数料
・諸経費
・2回分の引っ越し費用
ウィークリー・マンスリーマンション
ウィークリー・マンスリーマンションは、1週間から1ヶ月間に対応しているので、仮住まい先として契約しやすいのが特徴です。また、家具や家電などが揃っていたり、敷金・礼金が不要だったりするため、費用を安く抑えられます。
ただし、ウィークリー・マンスリーマンションはワンルームや1DKの広さの物件が多いため、少人数の世帯向けです。
実家・親戚の家
実家・親戚の家は、仮住まいにかかる費用を抑えられることと、日常に近い環境で生活できることが、最大のメリットです。ただし、受け入れてもらう実家・親戚に対して、迷惑やストレスを与えないような配慮をしなければいけません。
荷物の管理スペースがなければトランクルーム契約料が必要ですが、基本的には自分たちの生活費のみあれば暮らせるので、低価格で仮住まいできます。
リフォームの間に仮住まいが必要となるケース

リフォームの間に仮住まいが必要となるケースを3つ紹介します。
・全面的なリフォーム
・日常生活に影響が出る部分のリフォーム
・安全性が確保できないリフォーム
全面的なリフォーム
フルリフォームやスケルトンリフォームは、長期間にわたって生活空間が使えなくなるため、仮住まいが必要になります。
例えば、床・壁・天井の張り替えや水回り設備の交換、構造補強などの工事がまとめて行われるため、自宅でそのまま日常生活を送ることは困難です。また、工事の騒音やほこり、振動など身体への負担もあるため、安全・快適に過ごすためにも仮住まいを検討する必要があります。
日常生活に影響が出る部分のリフォーム
キッチンや浴室、トイレなど、一部の工事でも、生活に欠かせない場所のリフォームは生活へ影響を与えます。
例えば、キッチンを使えない期間が数日〜数週間続けば、家族の食事を準備できず外食やお弁当に頼らなければなりません。また、お風呂やトイレが使えなければ、銭湯など外へ出る以外に代替手段がなく、日常生活が困難になります。
ストレスなく生活機能を維持するためにも、仮住まいを検討しましょう。
安全性が確保できないリフォーム
構造の補強や配管・電気系統の工事のように、足場や大きな機械を使用する工事は、安全性に関わるため仮住まいが必要になるケースがあります。
他にも、有害物質であるアスベストの除去工事や老朽化した建物の工事など、健康への影響が大きいものも、仮住まいへの避難が必要です。結果として工事もスムーズに進み、リフォーム後の満足度も上がります。
リフォーム中に仮住まいをする際の手続き

リフォーム中に仮住まいをする際の手続きは主に3つあります。以下で詳しく紹介します。
仮住まいの契約
リフォームの計画を進めるのと同時に、まずは仮住まい先を確保しましょう。仮住まいの契約までの流れは、以下の通りです。
1.希望の条件(期間、場所、広さなど)を決める
2.専門業者に問い合わせる
3.条件に合う物件の内覧・申込み・入居審査
4.契約内容の確認、初期費用の支払い、必要書類の提出
5.契約後、鍵の受け取り
気になる物件があれば、実際に内覧に行き、物件の状態や周辺環境を確認しておきましょう。また、「短期入居OK」や「家具付き」の物件だと、引っ越しもスムーズにできるのでおすすめです。
アパートメントホテルの場合、面倒な入居手続きがなく、家具も基本的についているため、非常に簡単に引っ越しをすることができるでしょう。
郵送物の手続き
仮住まい先への引っ越しが決まったら、郵送物の手続きを行いましょう。日本郵便では「転居・転送サービス」があり、申し込みをしておくと旧住所宛ての郵便物を新住所に無料で転送してもらえます。インターネットからも申し込み可能で、転送期間は1年間です。
1年未満の仮住まいでは、役所への住所変更は不要ですが、必要な手紙や郵便物を受け取るためにも転送の申し込みはしておきましょう。
駐車場やレンタル倉庫の契約
仮住まいへの引っ越しの際に見落としがちなのが、駐車場やレンタル倉庫の契約です。仮住まい先に駐車場がない場合は、別途駐車場の契約が必要となるため、事前に確認しておきましょう。
また、大きな家具や季節用品など、仮住まい先に荷物が入りきらない場合は、レンタル倉庫の契約も検討する必要があります。仮住まい先での生活スペースを十分に確保し、ストレスを感じない快適な生活を送ることが大切です。
リフォームの間の仮住まいを選ぶ際の注意点

リフォームの間の仮住まいを選ぶ際の注意点を3つ紹介します。
・通勤や通学に影響はないか
・工期が延びてしまったときに対応可能か
・周辺環境などのトラブルがないか
通勤や通学に影響はないか
仮住まいで暮らすことによって、通勤や通学の距離や時間が大きく変わってしまうと、負担が増してストレスになってしまいます。
そのため、電車やバスの時刻だけでなく、乗り換えの利便性や交通渋滞の状況などを事前に確認しておきましょう。仮住まい中は、生活リズムを乱さず、生活の質をなるべく普段通りに維持することが大切です。
工期が延びてしまったときに対応可能か
リフォームは、天候不良や施工上の問題などで、工期が伸びてしまう可能性があります。そのため、仮住まいの延長ができるかどうかを事前に確認しておきましょう。
特に、短期賃貸やウィークリーマンションなどでは、次の入居者が決まっていると対応してもらえないこともあるので注意が必要です。ホテルであれば、客室が多いため柔軟に対応してくれることが多いでしょう。
周辺環境が整っているか
リフォームの間だけとはいえ、仮住まいでの生活が数週間から数ヶ月続くのであれば、周辺環境の良し悪しが仮住まい中の生活の質に影響します。
スーパーマーケットやコンビニなどの生活施設の充実度を確認してみましょう。さらに、内見の際は、昼と夜の両方に周辺環境をチェックしておくのがおすすめです。
仮住まいは自分のライフスタイルに合った場所を選ぼう

本記事では、リフォームの間どこに住むべきかを紹介しました。仮住まい期間や料金、家族構成などにより、仮住まい先は変わってきます。
仮住まいの候補を複数出して、どこに住むべきか検討しましょう。
